KYO-KOGEI.net
CONTENTS

Voice@World

Works Report

Bramd Creation



公募ギャラリー

BBS

Profile

Menber's Room

mail Magazine




Works Report 活動報告

2003/07/18

伝統工芸とデザインの可能性
ミラノサローネ2003「eco arredare展」とコラボレーションへの展望

6月26日(木)〜6月29日(日)
午前11時〜午後5時
京都西陣町家スタジオ


ミラノサローネ2003「eco arredare展」に出展した3人の工芸家の出展作品の展示と報告会を京都西陣町家スタジオで開催。
ミラノでも不思議な色彩感が好評だった内田明司氏の「染色工芸・透光」、イタリアの木工家の関心を集めた井口彰夫氏の「京指物・欅飾棚」 、下出祐太郎氏の出展作「漆蒔絵衝立・水の塔」は、すでに京都伝統工芸館に納入されてしまったため同氏は「漆屏風・Melody」を展示。また制作面で当NPOがお手伝いしたデザイナー野井茂正氏の和紙作品「雪」も展示させていただきました。
6月26日には、「ミラノサローネ2003とeco arredare展」の現地の模様を納めたビデオをもとに同展の紹介と報告を行いました。ゲストにサローネ・サテライトに2年にわたって出展されたデザイナー日原佐知夫氏を招き、出展の様子や現地での交流、また裏話なども披露していただき、集まった工芸家やデザイナー諸氏の高い関心を集めていました。

会場風景 会場風景


「ミラノサローネ2003とeco arredare展」ビデオより

モンツァ・ブリアンツァ展示会協会のディレクターで、「eco arredare展」のプロデューサーであるラディーチェ氏へのインタビューを再録します。

今回の展覧会の感想は?
どの作品も、とても美しい。そしてエコロジーな家具の工芸とデザインという今回のテーマで、日本とイタリアの作家が競演できたことに感謝しています。

レセプションでの来場者の反応は?
みんな大変喜んでいます。京都のデザインや工芸技術に触れることができ、その仕事内容を理解してもらえたと思います。>

来場目標は?
初日のレセプションには80社ほどの出版社が来ていたので、週末にかけて多くの人がやって来るでしょう。トータルで15,000人位の来場を予定しています。

今後も京都との関係は続きますか?
今回はエコロジーというテーマでしたが、今後もマテリアルとか、様々なテーマでコラボレーションしていきたいですね。
京都の伝統工芸技術や素材を使って、イタリアのデザイナーが何かをつくったり、イタリアの工芸を素材に、日本の若いデザイナーや工芸家がつくったり、いろいろな可能性があると思います。



下出祐太郎氏の作品について
彼は素晴らしい作家。技術はもちろん哲学的な考え方が素晴らしい。漆という技術は工芸の中でも、もっとも完成されていて、しかも複雑な領域だと思いますが、これはそのパーフェクトな姿ではないかと思います。
image


井口彰夫作品について
家具としてシンプルでありながら、すべての問題を解決しています。ものを置く、並べる、しまう、など家具の機能を、もっともシンプルなカタチでしっかりとデザインしています。
image


内田明司氏の作品について
これは本当に興奮する作品です。デリケートな技術の使い方、色、グラデーションなど、非常に軽やかで、興味深い装飾です。
素材も、紙でもないし、プラスチックでもない。布のようにも思えるし、非常に不思議な素材です。
image


野井成正氏の作品について
和紙の透明感が生かされた作品ですね。これはシルクのように美しく、しかも彫刻のようなイメージが醸し出されています。
image


岩倉榮利氏の作品について
私がもっとも気に入っている作品です。マテリアルが美しく、デザインも素晴らしい。家具だけれども、彫刻のように美しい。
iamge


山下順三氏の作品について
竹の素材が見えるものと、カバーリングされたふたつの椅子の対比が興味深い。特に竹に紙を張り漆を塗ったという手法は、一見すると何でつくられたかわからないところが面白いです。
image



mail