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Mission.1 2002/07/10

高台寺蒔絵の研究と復元的制作

当NPOでは、京蒔絵ドットネットとの共同事業として、京都・高台寺の重要文化財であり、建築装飾としての漆蒔絵の最高峰である「高台寺蒔絵」の研究とその成果を広く世界に人々にご覧いただくプロジェクトをスタートいたします。
このプロジェクトは目標の達成までに数年を要するものであり、協力・協賛パートナーを求めています。
当プロジェクトに関心のある方は、contact@kyo-kogei.netまでご連絡ください。


高台寺蒔絵とはなにか?

「高台寺蒔絵」
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高台寺は、豊臣秀吉(関白まで上り詰めた将軍)夫人・北政所(きたのまんどころ)高台院が、秀吉の冥福を祈るために1606年(慶長11年)に京都に創建した寺院です。たびたびの火災がありましたが、今も創建当初の木造建築が何棟も残っており、日本においてはたいへん貴重な文化遺産の一つです。その貴重な建物の一つである重要文化財・御霊屋(おたまや)の内陣に展開されている蒔絵等を、高台寺蒔絵といいます。この時代、ヨーロッパの宣教師や東インド会社によって多くの蒔絵の制作物が、ヨーロッパ各地にもたらされたことは、周知の事実です。以来、小文字で始まるjapanは、漆器のことをさすといわれています。高台寺の御霊屋には、その時代、ヨーロッパの人を驚嘆せしめた、象徴すべき蒔絵が、今も残っています。たぐいまれな建築装飾として施された歴史的、世界的に貴重な蒔絵といえるものです。

高台寺蒔絵の研究と復元計画
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長い漆工史のなかにあって、特に高台寺蒔絵と命名された、国の重要文化財である京都の高台寺にある御霊屋の蒔絵群について、蒔絵の復元的観点から調査を実施し、高台寺蒔絵の意匠や技術、材料、描き方、金粉の選択などを、技術者の目で制作的特徴を明らかにしていきます。 素材、塗り工程、文様、金粉等(蒔絵材料)、蒔絵の構成、技術などの分析により、高台寺蒔絵がもつ、時代を超えた生命感やその時代の人々の自然感、加えて大画面に展開する蒔絵技術を考察し、その普遍的な意匠の真髄や技法の展開を現代にいかしていくことを目指します。

当計画は以下のステップで実施していきます。

ステップ1
高台寺御霊屋の蒔絵の調査
調査期間
半年〜1年
調査対象
高台寺御霊屋の蒔絵全般
調査分類
高台寺蒔絵の意匠や技術、材料、描き方、金粉の選択など
素材、塗り工程、文様、金粉等(蒔絵材料)、蒔絵の構成、技術など

ステップ2
高台寺御霊屋の蒔絵を中心とした漆工技術の分析
分析期間
半年〜1年
分析対象
高台寺御霊屋の蒔絵全般
分析分類
高台寺蒔絵の意匠や技術、材料、描き方、金粉の選択など
素材、塗り工程、文様、金粉等(蒔絵材料)、蒔絵の構成、技術など


続いて下記のプロジェクトを実施していく予定です。

ステップ3
高台寺御霊屋の蒔絵の復元的制作

ステップ4
高台寺御霊屋の蒔絵の復元的制作物の公開展示


当プロジェクトの新聞記事はこちら
当計画のスタートに当たり、京都新聞(2003年1月5日付)に当プロジェクトの紹介記事が掲載されました。
掲載記事はこちらをご覧ください。

高台寺蒔絵のデジタル画像公開
当プロジェクトのひとつとして、高台寺にある秀吉公と北政所の像が安置されている国の重要文化財「霊屋(おたまや)」の蒔絵のデジタル保存した高台寺蒔絵の画像52点が京都デジタルアーカイブ研究センターのHPで公開されています。
アクセスはhttp://www.kyoto-archives.gr.jpより“Dアーカイブfrom京都”の静止画アーカイブ、“プロジェクト”文化財・伝統産業・歴史文化のアーカイブ事業のデジタルミュージアムからご覧いただけます。
このデジタル画像保存は高台寺、京都市伝統産業課の協力により京都デジタルアーカイブ研究センターにより実施されたものです。
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